ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

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奇跡の着陸の裏側【フライト】

監督:ロバート・ゼメキス、主演:デンゼル・ワシントン
『フライト』2013年公開

旅客機の機長ウィップ(デンゼル・ワシントン)は、二日酔いの目覚ましにコカインを吸引し、アトランタ行きの乗務につきました
離陸後の乱気流を無事に切り抜けた後、オレンジジュースでカクテルを作り、副操縦士に後を任せてひと眠りします
ところが、着陸体制に入ろうとした時、機体は突然急降下し制御不能状態に…
ウィップは機体を反転させて背面飛行することで水平を保ち、人の少ない野原に不時着することができました

病院で目を覚まし、乗員乗客102名中6名が亡くなったことを知ります
世間はウィップを英雄視し、マスコミが騒いでいますが…

冒頭30分でなぜ見せ場が?
ラスト30分で見られると思った背面飛行シーンが何故か前半30分でやってきて、山場がスッと終わったと思ったら、ここからは気持ちが背面飛行してました
航空アクションではない話が始まります

出来心?情状酌量
奇跡の着陸を見た後、気持ちは半分デンゼルの味方をしているのですが、もう半分は全くついていけず、ずっと戸惑わされます
話の構成がうまいというか…ズルイというか…スゴい話でした

毒物検査という表現?
毒物(血液)検査でアルコールが検出され、その扱いはコカインと変わりません
依存性もあるし、過剰に摂取すると死んでしまう…
アルコールの「毒」の側面を感じさせられました

話の着地も上手い!