ムーラン・ナ・ヴァン

映画とテニスのおまかせ日記・・・好きなカテゴリーをお選びください

紙一重の世界【ファントム・スレッド】

第90回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、
衣装デザイン賞を受賞した作品
個人ブランドのドレスデザイナーの話です
ファントム・スレッド(2018年公開)
このタイトルとキービジュアルからは想像できない話です

1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋
レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、
英国ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていました

ある日、レイノルズはウェイトレスのアルマ
(ビッキー・クリープス)と出会い、
彼女を新たなミューズに迎え入れました     

彼はアルマの“完璧な身体”を愛し、
彼女をモデルにドレスを作り続けました    

仕事中はアルマに無神経な態度を繰り返すレイノルズ
それに不満を募らせるアルマ…
華やかなオートクチュール(高級仕立服)の裏側で、
狂おしい愛の心理戦がはじまります

タイトルの「ファントム」からのイメージで・・
泥棒の話だと思って手に取ってました
しばらく黙ってみていましたが、なんのお話なのかよく分からず?   

最初、レイノルズのセリフが不思議で、
字幕では「姉さん」なのに対し、
日本語吹き替え音声では「年上の誰かさん」
と呼んでおり、謎の雰囲気に翻弄されました

BGMなんかもゆったりと格調高い感じで、
これもまた怪しげです
一体どうなってるの?と思っていると
蛍の光」(えっ!)がかかるシーンもあり
一旦和みます

最後はもうひたすら震えます
BGMは相変わらずなのに・・この話は怖い・・
ファントム(幽霊)だから?
ホラーなのか(泣)?

弱ってる時は気をつけよう!

彗星の夜に・・【ランダム 存在の確率】

原題: Coherence(統一性、辻褄の意)
アメリカのスリラーSF映画
『ランダム  存在の確率』(2015年公開)
彗星が絡むお話を探してみました

ミラー彗星が最接近する夜、
エムと恋人のケヴィンら8人はホームパーティーを楽しんでいました

ところがみんなの携帯の画面が突然割れ、部屋の明かりも消え、
彗星の影響で一帯が停電したのでは?という話になります
ヒューは物理学者の弟に
「彗星の影響でおかしなことが起こった時は連絡を」
と言われたことを思い出します
ヒューとアミールは周辺で一軒だけ電気のついた家に
電話を借りに行きました          
その間に自家発電機のおかけで明かりはつきましたが、
頭に怪我をしたヒューと箱を持ったアミールが戻ってきました
二人は口が重たく、おかしな様子です
箱を開けてみると卓球のラケットと8人の写真が入っており…

先日11/8は、皆既月食お疲れ様でした
巷では「おとなの事情」ゲームが流行ったとか(?)
君の名は。」に刺激されて「スペースバンパイア」でも
見ようかと思ったのですが、別の彗星を探してみました
堅苦しいタイトルですが、88分とお手頃で良かったです

アカデミックな固有名詞が出てくるので
難解と思わせつつも理解できる話です
シュレディンガーの猫」と言われて・・
よく分からなくても話は大丈夫です
スライディング・ドア」という映画話も・・
知らなくても大丈夫です         

昔、本物の彗星を見たことありまして…
それで運命が変わったとは思いませんが、
しっかり記憶に残っています(笑)

最後のセリフが「君の名は?」
じゃなくてホッとしました

「人魚姫」のグリム風?【ゆれる人魚】

アンデルセンの有名童話「人魚姫」を
20世紀風に描いた実写のダークファンタジー
しかもミュージカル仕立てのポーランド映画
原題「Córki Dancingu」(踊る娘たち?)
英題「The lure」(誘惑?)
ゆれる人魚』(2018年公開)
人魚の気持ちに思わず震えるお話です

人魚の姉妹シルバーとゴールデンは、
水辺に流れる音楽に引き寄せられて水面から顔を出しています
「私たちを岸に上げて 怖がる必要はないわ〜
 決してあなたを 食べたりなんかしない~ 🎶🎶」
と歌う人魚を見て、2人の男性が手を差し伸べます
人魚には人間を魅了する力があるようで…
女性歌手が自分の職場(ショークラブ)へ
彼女らを連れて行きました
初めて触れる人間の世界に好奇心を隠せない2人は、
恋した人間を喰えるか?と姉にテレパシーすると、
姉のシルバーは人間に恋するなんてあり得ないと笑いました
店の支配人は、すぐに彼女たちをステージに出すことにして、
デュエットさせ、すぐに人気になります
そして、シルバーはバンドのイケメンに恋をしてしまいます

ディズニーとはベクトルが違う人魚でした
童話って怖い話もありますよね
ピュアって怖く感じることありますよね

マドンナの歌声で耳馴染みだった
「I feel love 」(ドナ・サマー)が流れたおかげで
自分の中の警戒レベルがダウン(笑)
実は、ゆっくりと始まっていました
物語の状況を歌で表現し始めてきました

グ●い、コ●い、ミュ●ジ●ルの3本柱が立ってます
が、監督は女性です
ちょっと安心したでしょう?(笑)

金髪がシルバー、ブルネットがゴールデン

実話らしいが腑に落ちない(笑)【5パーセントの奇跡】

原題は「Mein Blind Date mit dem Leben」
どこにも5%の文字はないけど・・ドイツ映画です
サリヤ・カハヴァッテの自伝を元にした実話ベースのお話です
『5パーセントの奇跡』(2018年公開)
ラストに本人が出てきます

サリヤは真面目で周囲からも期待された高校生でしたが、
潜在的な先天性障害の進行で極度の弱視になってしまいます
周囲が勧める盲学校への入学をせず、
抜群の記憶力を頼りに無事高校を卒業し、
一流ホテルで働くという夢を目指します
誰からも無理だと言われますが、夢を諦めることができず、
サリヤは目の障害のことを隠して、
一流ホテルの面接の申し込みをします    

障害のない妹の協力を得て面接の対策をし、
おかげで面接官に熱意が伝わって即合格となりました
ミュンヘンの5つ星ホテルの見習いとして、
同期の仲間と共に色々なセクションの研修が始まります

邦題にある「5%」という数字は、
見る前だと、とりあえずイメージが湧きますが、
見た後だと、この数字にあまり意味はありません
良くもあり、悪くもありなところです

不幸のどん底を這って進む話ではないので、
気分的には少し楽な感じ
主人公の家族(父母妹)の対応は3人3様で…
職場での新しい出会いはほぼ良好ですが、
当然色々あります

Show must go on の後
もちろん色々な困難を様々な形で乗り越えようとする中
不満(ツッコミどころ)も多いかもしれませんが、
主人公も気づき、親友も別のことに気づき、、、
見る側にも気づけよって感じなのかもしれません(笑)

邦題って難しいね〜

続編ありきの・・【スプリット】

M・ナイト・シャマラン監督に騙されてはや20年
今回は女優さん目当てで選ばせていただいてます
『スプリット』(2017年公開)
続編作「ミスター・ガラス」の前日譚・導入ストーリー

高校生のケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、
クラスメートのクレアの誕生パーティーに参加してましたが、
1人でポツンと過ごしています
帰りは、クレアの父が娘と親友のマルシアと一緒に
車で送ってくれることになりますが、   

駐車場で見知らぬ男(ジェームズ・マカヴォイ)が
車に乗り込んできて、3人にスプレーをかけ気絶させました
目を覚ますと、そこは密室で犯人の男が現れます
男は自分で持ちこんだイスを神経質そうにハンカチで拭き、
イスに座って品定めをするように3人を見回し、
「まず君からだ」とマルシアを別室へ連れ去ろうとします

多重人格の話にまずハズレはないはず・・
ビリー・ミリガンみたいな設定ですが、
着地点がまだまだ先にある様なので大変です
更に一捻りしたキャラを生み出す苦労がしのばれます
根底には虐待話があるのでちょっと切なさもあり、
時々挿入される回想シーンが色々ウ〜ンとなります

ようやくガッツリとアニャ・テイラー=ジョイを拝めました
独特の雰囲気があるお顔です
正面から見てもインパクトのあるお顔立ちですが、
この角度が1番美人!(だと思っています)
ポジショニングが難しい役でしたが爪痕を残してます

途中、過激なエンディングを想像しましたが、
続編があることを思い出し・・
「違う、違う!」と首を振りながら鑑賞してました(笑)
結構意味深な表情シーンで終わっているので
続きが気にはなるんですよね〜

彼女が主役に見えてくる