ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

映画とテニスのおまかせ日記・・・好きなカテゴリーをお選びください

ミスリードさせてるのは誰?【人狼ゲーム 夜になったら、最後】

原題:Werewolves Within人狼ゲームのVRソフト名です)
人気ゲームを実写化したアメリカのホラーコメディ映画
人狼ゲーム  夜になったら、最後』 2022年公開

森林警備員フィンは雪に覆われた田舎町に赴任しますが
町の住人たちは変わり者ぞろいで人間関係も複雑…

赴任早々、奇怪なことが起き始め、
元住人の死体を発見します

喰いちぎられた跡や動物の毛も見つかり怯える住人達
町は猛吹雪で交通は遮断され、停電状態でした
全員ホテルに集まりますが、夜、悲鳴と銃声が……

話のテンションが思っていたのとは違う😅
シリアスなホラー感が薄いのはゲームがベースだからだろうか?
なんと言ったらいいか・・・三文芝居感が強い(笑)

実際にやるのは難しいでしょうが
人狼ゲームは人狼役が人間役にミスリードを仕組んでいく心理ゲームです
それをはたから眺めている楽しさがあります
この映画も寸前まで人狼が分からず・・最後まで楽しめました

ナイブズ・アウトのマイナー版的な感じ?
出演者が知らない役者さんばかりなのですが、
こういう映画こそ有名俳優をポロッと混ぜて欲しいものです
郵便配達人にアナ・ケンドリクとか(笑)

変身ワォーン!

死が二人を分かつまで・・【ティル・デス】

ミーガン・フォックス主演のシチュエーションスリラー
『ティル・デス』2022年公開

弁護士のマークは結婚記念日にサプライズと称して、妻のエマを車で人里離れたレイクハウスへ連れて行きます
日頃の自分を謝罪するマークを見て関係修復を期待したエマでしたが、翌朝目を覚ますと、彼女はマークと手錠でつながれていました

エマが状況を飲み込む間もなく、マークは・・・BANG!
血まみれのエマはマークを引きずり部屋中を回りますが、役に立ちそうな物は見当たりません

備え付けの電話は通じず、携帯は花瓶に沈められていました
車のキーを見つけ車庫へ向かいますが、ガソリンが抜かれていて動きません

人の気配を感じドアの隙間から確認すると、そこにはマークの部下でエマの不倫相手の男がいました

結婚の誓いのフレーズ・・
Till death do us part.(死が二人を分つまで)
というフレーズ絡みの意味深タイトルですが、中々離れられない皮肉な話です

最悪な状況ドラマではありますが、
強引な理不尽系スタートではないので少し優しさを感じます(笑)
いきなりパニックではなくじっくり始まってくれます

91分と短めなのでサラッといけると思います

アメリカに弱い女性っているの?

贋札稼業の掟が・・【プロジェクト・グーテンベルク 贋札王】

主演チョウ・ユンファ/アーロン・クォックのクライム・アクション
香港・中国合作映画
プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』2020年公開

タイの独房にいたレイ(アーロン・クォック)が香港に移送され、恋人で画家のユン(チャン・ジンチュー)が彼の保釈にやってきます
レイは贋札団のメンバーでお札のデザイン贋作担当でした

警察は「画家」(チョウ・ユンファ)と呼ばれるボスの行方を追っていて、「画家」の情報と交換にレイを保釈すると言ってきました
レイは激しく怯えていましたが、ユンに促されて少しずつ話を始めます

「画家」はレイに仕事の依頼を持ちかけてきた男でした
レイの絵を見て「贋札作り」にスカウトし、その道のプロ仲間と協力して完璧な米ドル札を作ろうとしていました

紙やインク、すかしの問題をクリアするために世界中を奔走します

タイトルに惹かれました
贋札作りは手間がかかり過ぎて割に合わない犯罪の1つですが、それだけにストーリーが気になります

少し長めの131分
後半は少し盛りだくさんの話になりますが、最後まで見ると、もう1度見たくなるような、ないような・・(笑)
美味しい出汁でかけうどんを味わうつもりが、揚げたての天ぷらもどっさりサービスされたような感じです(ウプ!)

物語の根底は・・?
サスペンスあり、激しいアクションあり、しっかりひねりもあって、更にラストで「あぁ…」な一言

最後の一言が映画の価値を決めます

フランス海軍の掟が・・【ウルフズ・コール】

フランスの潜水艦クライシス・アクション映画
『ウルフズ・コール』2020年公開

並み外れた聴覚と優秀な判断能力もつシャンテレッド(フランソワ・シヴィル)は、フランス海軍潜水艦チタン号に音響分析官として乗艦していました
わずかに聞こえる音を頼りに敵の動向を探るのが彼の仕事ですが、シリアでの任務中、怪しげな音に気づいたものの識別に失敗し、艦は危機的状況に陥ってしまいます

間一髪で危機を脱しますが、「黄金の耳」と言われる彼の耳を惑わせた狼の歌(叫び声)のような音が気になってなりませんでした

狼の歌の正体を確かめるため、CIRA(音響分析センター)の資料庫に潜り込んで保管資料を探し、それが廃棄されたはずの旧ソ連の潜水艦「ティムールIII号」であることを突き止めますが・・

アメリカ映画とは違う面白さ!
定期訪問しているちびゴリさんの記事を見て借りてきました
お、お、面白い!(ちびゴリさん、ありがとう)
セリフがかっこいい!(吹き替えで見たけど)
筋書きが読めない!(ストレートじゃないのよ)

もしかしてファムファタルな存在?
ちょっとオタクな主人公の前に現れる彼女が・・

「え?」「あ!」「おっ」なのです

終盤の緊迫したシーンで
ここはもっとテンポアップした映像になるんじゃない?
ここはもっと煽るようなBGMがかかるところじゃない?
と頭の中でズレを感じます
普通こうだよね?とはならないのが新鮮でした
ハリウッドと違〜うと叫びたい!(カ〜ズ・コールか!)

フランス流の F I N が後を引きます

32時間寝た後に・・【天国はまだ遠く】

原作は瀬尾まいこの同名小説
主演は加藤ローサ徳井義実チュートリアル
『天国はまだ遠く』2008年公開

思い詰めた面持ちで宮津駅からタクシーに乗った千鶴(加藤ローサ)は、運転手に「人のいない場所に行ってほしい、なるべく北の奥まで」と告げます
タクシーは山奥にある「絶景の宿 民宿たむら」の前で止まり、宿主の田村(徳井義実)が驚きながら千鶴を迎えました
他に客は居ず、千鶴は意を決して大量の睡眠薬を服用し布団に入りますが……
朝、気がつくと体に異常はなく自殺に失敗したことに気が付きます
窓を開け、魚が焼ける匂いですっかり目が覚めて階段を降りて行くと、田村に32時間も寝ていたことを笑われます
そのまま彼に促されて一緒に朝ごはんを食べました

仕事を辞めてきた千鶴は宿に滞在することにしますが…

ファンという訳ではありませんが、
たまたま徳井さんのキャンプ動画を見たのをきっかけに借りてみました
セリフの内容やテンポは、TVなどで見るままの感じでした
加藤ローサの演技も初めて見ましたが、役どころが面白いです
2人に対して演技力云々は特にありません

何系かと言われると?
話はシリアスなようで、コメディのようで、ロマンスのようで・・分類しにくいです
ゆっくりとしたテンポで的を外されてる気がしてなりません(思い込みは禁物です)

お暇な時にどうぞ〜
癒しを求めるというより、考え過ぎて煮詰まってしまった人向け(?)という感じです
こういうエンディングで良かったのかね〜?

朝食モリモリ!