ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

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同名戯曲のオゾン流ミュージカル仕立て【8人の女たち】

フランソワ・オゾン監督のブラックコメディ映画
8人の女たち2002年公開

フランスの田舎のお屋敷にクリスマスを祝うために家族と親戚たちが集まります
屋敷の主人マルセルと妻のギャビーカトリーヌ・ドヌーヴ)、その娘たちシュゾンカトリーヌ、ギャビーの妹のオーギュスティーと母親マミー、そして使用人のシャネルルイーズエマニュエル・ベアール)がいます
そして、自室で背中を刺されて死んでいるマルセルが発見されます

カトリーヌは部屋に鍵をかけ警察を呼ぼうとしますが、電話線は切られており、雪で車も出せません
そこへマルセルの妹のピエレットも現れ…
8人の女たちは誰がマルセルを殺したのかを探り合います

この中の誰かが殺したはず
容疑者は8人!
誰もが秘密を持っており、お互いに少しずつその秘密を握り合っているようだ
皆怪しいが、皆できそうな気がしない…

探偵はいない
ミステリーのようだが、ここに華麗な推理を披露する探偵は登場しない
その代わり(?)
8人の女優が状況や心情を代わるがわる歌で表現して歌劇風に盛り上げる

犯人は予定通りことを運べるのか?
この監督の手にかかると登場人物の人間関係や心情が複雑になる

見てる途中から「オイオイ」「うわ〜」「・・・」が続き、ズバッとラストへ舵を切ってくる

想像力が足りなかった〜