★大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也らの豪華共演
監督は「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史
『藁の楯』(2013年公開)
わかるようなわからないような不思議なタイトルです
★孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川(山崎努)が、
『この男を殺してください
清丸国秀29歳
御礼として10億円お支払いします』
と逃走中の犯人殺害を依頼する全面広告を新聞に掲載します
日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀(藤原竜也)は、早速殺されかけ福岡県警に自首してきました
警察は警視庁SPの銘苅一基(大沢たかお)白岩篤子(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させることにします
しかし、賞金への欲望にかられた一般市民や警察関係者までもが清丸の命を狙ってきます
果たして彼らは無事に移送任務を完了することができるのか?
★常に殺意を持った人間からの襲撃に備えなければならない状況なので、ずっと高い緊張感が続き、監督の意図通り見事にヤラレタ!と思います
★緊迫のストーリーに加え、清丸のクズ言動が追い打ちをかけてきます
この方、いつの間にこういう役がはまり役になったんでしょう?(笑)
本人も「クズの役ばかり回ってくる」と笑っていたそうですが、嫌悪感200%の見事な悪役っぷりを演じていました
★昔は事件捜査で活躍する刑事の話が好きでしたが、最近はそういう話はなくなり、異常犯罪の犯人がクローズアップされるものが多くなりました
この映画は警察側と犯人側のバランスもよくアクションも多くて、実に力作でありました
ア〜ッ、ドッキドキ!