★スイスアーミーナイフを文字ったタイトルです
ダニエル・ラドクリフが万能な死体役を演じた異色のファンタジックコメディ
『スイス・アーミー・マン』(2017年公開)
最初から最後まで死体役ですが、理解を超える機能満載です
★無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(ポール・ダノ)が、
絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにその時、
波打ち際に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着きます
死体の尻からはガスが出ていて、
その勢いは次第に強くなり体は波を越え始め・・
ハンクは意を決し、その死体にまたがり沖へと進みます
ジェットスキーのような勢いで海を渡り、
気がつくと別の砂浜に打ち上げられていました
ハンクは死体を放っておけず、共に故郷を目指すことに・・
死体はサバイバル生活に意外なほど役に立ち、
音も出すようになり、発声するようになっていきます
★園児レベルのオナラネタから始まり、
聞くに絶えない品のない話や見るに絶えないシーンの連続で
「クレヨンしんちゃん」のほうが断然よかった(多分)
と思う人もいそうです
理解不能シーンが多数ありすぎて
締めくくりに望みを託すしか・・ありません
★ダニエル・ラドクリフがイメージ払拭のために
「何もそこまでしなくても」と思わせる作品でした
精神的な苦労は絶えないと思いますが、
ちょっと破天荒な役を演じるのが楽しいというラドクリフ
どんな役を演じてほしいか真剣に考えて
彼のためにメッセージを送ってあげたい気持ちです
★途中で見る気をなくす人が多い気がするので、
本当におすすめはしません
持ち運び危険・誤解必須!ツライ!