ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

映画とテニスのおまかせ日記・・・好きなカテゴリーをお選びください

パン屋さんを惑わせるボンドガール【ボヴァリー夫人とパン屋】

最近見たフランス映画の中で聞いた本の名前を調べて、
この映画にたどり着きました
思っていた以上に面白い作品で、観てない方におすすめしたくなりました
ボヴァリー夫人とパン屋』
(2015年公開)
ラストでキッチリやられるハズです(笑)

マルタンファブリス・ルキーニ)はパリで出版社に勤めた後、
故郷のノルマンディー村に戻り、実家のパン屋を継いでいました

ある日、向かいに一組の夫婦がロンドンから引っ越してきます
マルタンの愛読書はフローベールの『ボヴァリー夫人
(フランスの田舎で不倫と借金の末自殺する女性を描いた名作)で…

登場人物と同じ名前の夫婦が現れて、
奔放なジェマ・ボヴァリー(ジェマ・アータートン)に目を奪われます
ジェマもまたマルタンの作るパンがとても気に入り、
ボヴァリー夫妻とマルタンは良い隣人関係になります

マルタンの脳裏には次第に妄想が広がり、
ジェマが『ボヴァリー夫人』の様にならないか心配になっていきます

007やキングスマンにも出演しているジェマ・アータートンは、
ボディがとても柔らかそうで、、、パン生地の化身?のようです
フランス映画が面白くなってきました

マルタンの奥方(仏)は夫の気持ちに気づきながらも平静に
ジェマ(英)を「大した美人でもないし退屈な女の典型だ」と評します
イギリス人の人妻よろめく男達の結末は全く予想外なものでした

「は?」「え!」「なんだ!」
となるラストは秀逸で、エンディング曲で吹き出しました(笑)

エクセレントというよりトレビアンです★★★