ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

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物語には『始まり』『広がり』『ひねり』がある 【危険なプロット】

グレーな気持ちに包まれるコメディ…フランス映画です 
原題は『Dans la maison 』(家の中)ですが、邦題はひねってます
『危険なプロット』(2013年公開)


邦題も悪くないです(仏人的に褒めてる表現)

ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、作家になる夢を諦め、
高校の仏語教師として退屈な日々を送っていました
新学期を迎えたばかりのある日、
生徒達に「土日の出来事」を作文するように宿題を出しましたが、
ほとんど
呆れるほどプアな内容ばかりで妻に愚痴っています

ただ一人クロード(エルンスト・ウンハウワー)
という生徒の作文には強く惹かれるものがあり、
なぜか最後に“続く”と書かれていました
その文章に魅力を感じたジェルマンは彼に個人レッスンを始め、

クロードは友人の家庭を覗き見るような物語を書き続けます
いつしかジェルマンは、“続き”を読まずにいられなくなっていました

小説を読んでいる人の頭の中を見てるような表現が面白く、
引き込まれるように見ていましたが、
後半に向かうにつれて「危うさ」を感じてきます

ジェルマンがクロードに読ませるため本を貸すシーンで、
フランス文学では有名な物語ボヴァリー夫人がまた出てきました
風紀紊乱(ふうきびんらん)の罪に問われた作品らしいですが、
名作と評価され映画にもなってます
以前記事にした映画タイピスト!』の中でも
この小説を早打ち練習するエピソードがありました

ハリウッド映画とは違う趣があり、
フランス映画は一味違うな〜と思わせる一本でした

笑えない「幸せな破滅」の物語