★正直な話、スゴいところを題材に持ってきたな…と絶句した映画です
そこのところ、掘り返しちゃうんだ…と唖然としながら
おそるおそるようやく手に取りました(震)
『罪の声』(2020年公開)
フィクションということですが、
元となった事件をきれいにトレースしているので、
色々な意味でおののきながら見ました(笑)
★新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、昭和最大の未解決事件の真相を追う中で、犯行グループが使用した子供の声の脅迫テープのことが気になっていました
一方、京都で仕立屋を営む曽根俊也(星野源)は父の遺品の中から
カセットテープを見つけます
それには、小さいころの自分の声が録音されており、その内容が、
未解決の歴史的事件で使用された犯行テープと同じものだと気付きます
やがて2人は交叉し一緒に真相探りを続けます
★モチーフとなった事件は衝撃的なもので、
子供の声のテープは今聴いても寒気がします
ただ、その頃子供の声は肉声ではなく、
何かで上手く作った人工の音声だと思い込んでいました
それだけ、不気味で恐ろしく浮世離れした事件だと思っています
★犯罪者の家族の話は重そうで苦しそうで、
昨年は見る勇気が出ませんでした
面白かったという意見に背中を押されやっとレンタルしたものの
予想通り目から汗が流れ・・・それでも軽く済んだのは
メインのキャスティングがこの2人だったからだと思います(笑)
★最近は身代金目的の誘拐犯罪は映画でもありませんし、
実際にもありません
身代金を上手く手にする方法がないと報道や映画などで周知されたから?
◉身代金誘拐を題材にしたお気に入りの作品があります
『誘拐』(1997年公開)・・サスペンスドラマです
『大誘拐』(1991年公開)・・サスペンスコメディです
対照的な作品でしたが、邦画としては珍しく好きな話でした