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ベルリンの壁建設を横目に捕虜交換できるのか?【ブリッジ・オブ・スパイ】

実際にあった話を映画化した作品ということで、
トム・ハンクスがスパイ交換の交渉役という難しいミッションをまかされた弁護士を演じています
ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年公開)f:id:truelies1:20210912150130j:plain
141分と結構長めでヘビーな話なので、
気合いを入れてじっくり鑑賞させていただきました
物語のテンポは良かったです

保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイとしてFBIに逮捕されたルドルフ・アベルの弁護を依頼されます
死刑が確実と思われたアベルは、ドノバンの弁護のおかげで懲役刑となり裁判は終わりました

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その後、ソ連を偵察中だったアメリカ人パイロットがソ連に捕らえられる事態が発生
両国はアベルパイロットの交換を画策し、ドノバンはその交渉役という大役を任じられますが、国の代表ではなく一人の民間人の弁護士として行動するように命じられます

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国のメンツや損得勘定などが絡み合い、数少ない情報を頼りに的確に行動しないと事態をきっちり丸く収める事など不可能な事にしか思えない案件です

実際見てみると、そんな無駄な描写は無いように思いますし、時間の長さを感じません
話は、これで本当に上手くいくのか?とずっと疑問を抱かせたまま、
抑揚を抑えた静かな緊張が続きます
あんまりドキドキするのが得意でない人には適度な緊張感のストーリーかもしれませんね(笑)
トム・ハンクスは困難な人生に立ち向かわなくてはいけない人の役をよく演じていますが、それにしても、彼はホントにいい役がはまるなぁ