★「魔女」が出てきますが、タッチとしてはホラー系ではなくコメディ系です
大魔女の悪い企みを阻止しようと奮闘するドタバタ劇です
原作の話をあまりこねくり回してはいないようで…アン・ハサウェイが巻き舌ではりきって大魔女を演じています
『魔女がいっぱい』(2020年公開)
他にも
アカデミー作品賞『グリーンブック』の製作総指揮を務めた
オクタビア・スペンサー
(おばあちゃん役)
『プラダを着た悪魔』で共演したスタンリー・トゥッチ(ホテルの支配人役)
が脇を固めています
★物語の始め「世の中には多くの魔女がいる」と言っていますが、そもそも、魔女ってどういうもの?
日本の昔話や童話で聞いたことがないので、意外に『魔女』のイメージに一貫性があまりないように思います
魔女の話というと、キキ(見習いの少女)かサマンサ(人間と結婚した魔女)を思い浮かべてしまう自分には、魔女の恐さがなんなのかハッキリしないところがあります
この2人はどちらかというと『魔女』(悪)というより『魔法使い』(善)です
★最近『ヘンゼル&グレーテル』という映画を見たのですが、この話にも魔女と大魔女が出てきました
子ども時代に「お菓子の家」に誘われ危ない目にあった兄妹のその後の話です(なぜだか日本未公開なんですよね)
この2作の共通点は、魔女は子どもを狙っているという設定があることです
★日本で考えてみると、この設定は節分の鬼やなまはげの様で、「あっ」と気付きました!
日本で魔女の代わりになっているものは『鬼』なのかもしれません
そう考えると、少し親近感が湧くってもんです
『魔女がいっぱい』は、
「桃太郎の鬼を魔女に変えてみた話」といっても過言ではないでしょう
★★今回のアン・ハサウェイの大魔女は、ジャック・ニコルソンが演じた「ジョーカー」を思い出させてくれました・・・特に口が HAHAHA!
大体の人はこの作品を見て見てガッカリすると思うんですが
ん〜、案外味わえる話だったのね〜(笑)
*感じ方は個人によって差があります